白炭(しろずみ)は、硬く、火持ちが良く、火力調整も自在です。原料となるウバメガシの木材を炭窯でじっくり炭化させ、仕上げに窯の中に空気を送り込み1000度以上で燃やす「ねらし」の後、灰と砂をまぜた「素灰」をかけ急速に消火してつくられます。白炭は金属のように硬いため、火つきが悪く、急激に熱すると爆ぜますが、ひとたび安定すると火力が長時間続き、うちわ一本で火力調整も自在です。なかでも国産備長炭は全国のこだわりの料理店で使用されています。
※白炭のうち原材料がウバメガシやカシのもののみを「備長炭」とする規格もありますが、硬くて火の持ちが良い炭を総称して備長炭と呼ぶことが一般的化しています。
■使用用途
繊細な火力調整を求める時、素材そのものの風味を活かしたい時に最適。
焼き鳥/うなぎ/焼肉/イタリアンなど